仕事や勉強中に眠気を覚ますためにコーヒーを飲む人もいるかと思います。
目を覚ます効果があるのはコーヒーに含まれるカフェイン。
カフェインの効果によって脳を覚醒させ、目を覚まします。
余談ですが、コーヒーでなくてもカフェインが含まれるものなら覚醒作用があります。
今回の記事ではコーヒーの香りについて注目しようと思います。
香りと睡眠の関係について紹介します。
Contents
コーヒーが夜の睡眠を妨げる
冒頭でも述べましたがコーヒーに含まれるカフェインは脳を活性化させ日中では眠気を飛ばしてくれることに役立ちます。
しかし、睡眠に役立つかというと答えはNOです。
カフェインで目がパッチリしてしまいますからね。
カフェインを摂取することによる睡眠の影響を行った実験があります。
実験では3つのグループに被験者を分けました。
・寝る直前にコーヒーを飲むグループ
・寝る3時間前にコーヒーを飲むグループ
・寝る6時間前にコーヒーを飲むグループ
3つのグループに分けて「寝つき」「睡眠の深さ」にどのような影響を与えるのかを調査しました。
実験によると寝る6時間前でも睡眠に影響が出るという結果です。
摂取されたカフェインの体内に残る時間は5時間~8時間。
それだけ長時間からだの中に残っているのです。
例えば、夜の10時に寝る人であれば14時以降にコーヒーを飲んでいると体内にカフェインが残った状態で寝ることになります。
そのコーヒーに含まれるカフェインが夜の睡眠の妨げとなるのです。
香りと睡眠の関係
日中から活発に動けていると、良い睡眠が出来ていると言えます。
そのためには睡眠の質を上げる大切です。
そして、睡眠の質を上げるポイントとして眠りはじめが重要。
人は活動しているときに交感神経が働き、睡眠時は副交感神経が優位になります。
香りによって副交感神経を優位に働かせリラックスさせる効果があります。
アロマなどがその例です。
アロマ効果によってリラックスさせ、良い睡眠のサポートをしてくれるのです。
香りには情動に働かせる効果があるため睡眠との関わりは大変深いものです。
コーヒーの香りが睡眠に効果的
コーヒーに含まれるカフェインは体内に長時間残り、睡眠の妨げになることを紹介しました。
では、コーヒーの香りと睡眠にはどのような関係があるのでしょうか。
コーヒーの香りだけを嗅がせた実験があります。
コーヒーの香りを嗅がせることで脳波にどのような変化が出るのかを
コーヒーの香りを嗅がせた被験者の脳波を調べるとアルファ波が出ておりリラックス状態になることが判明しました。
アルファ波はリラックスしているかどうかを示した指標のこと。
特に効果的なコーヒー豆は、ブルーマウンテンやグアテマラです。
いくつかのコーヒー豆で調べたところ特にアルファ波を出していることが分かっています。
夜寝る前のコーヒーは睡眠の質をダメにしてしまいます。
しかし、コーヒーの香りだけならリラックスすることができ睡眠にはプラスに働くのです。
コーヒーの香りだけを楽しみ睡眠の質を上げる
コーヒーにはカフェインが入っているため、寝る前に飲むのは絶対にやってはいけない行為。
睡眠の質を殺してしまいます。
ただし、飲むのではなくコーヒーの香りはリラックスさせ、睡眠の質が向上します。
香りだけを楽しむために、マグカップにコーヒー豆を入れるという方法があります。
コーヒー豆をマグカップに入れて部屋に置いておくことで香りが部屋を満たします。
コーヒーの香りが強い場合は睡眠の妨げになる可能性があります。
そのため、ベッド近くに置くというよりは多少離した場所に置いておくと良いです。
この方法ではカフェインを摂取することなく、香りでリラックス効果を得ることができます。
カフェインレスコーヒーで睡眠の質を下げない
コーヒーをどうしても飲みたいという人もいるかもしれません。
その場合はカフェインレスコーヒーがオススメです。
カフェインレスコーヒーならコーヒーに含まれるカフェインの量が97%カットされています。
カフェインを体内にとりいれることなく、コーヒーを楽しむことができます。
コーヒー中毒の人はカフェインレスで。
睡眠の質を下げないようにしましょう。
この記事のまとめ
コーヒーは脳を覚醒し活力を与える効果があります。
それはコーヒーに含まれるカフェインによる効果。
睡眠の妨げになります。
ただし、コーヒーの香りは覚醒とは反対に睡眠へと誘う効果があります。
コーヒーの香りを睡眠へと誘う
・コーヒー豆をマグカップに入れ香りだけを楽しむ
・カフェインレスのコーヒーを飲む
コーヒーの香りは睡眠にとってプラスに働かせることができます。
コーヒーの香りが好きという人は一度試してみてはどうでしょうか。