睡眠知識

睡眠不足だと太る4つの理由!頑張ってダイエットしても失敗するかも

ダイエットを頑張っているのに成果がでない。

たくさん運動して食事制限もしているのに。

それ意外なことが原因かもしれません。

それは睡眠不足。

ダイエットの成果が出ない原因は睡眠不足が関係している可能性があります。

今回の記事では睡眠不足と太ることの関係を紹介していきます。

 

睡眠不足と太ることの関連性

睡眠時間が減少すると肥満率が上昇することが分かっています。

コロンビア大学の実験では睡眠時間が7時間~9時間を基準にして

睡眠時間が「4時間以下」「5時間」の場合肥満率がどのようになるかを調べました。

睡眠時間が7時間から9時間の人を基準にすると、

4時間以下の睡眠の人の肥満率は73%高い

5時間の睡眠の人手も肥満率は50%と高いという結果が出ています。

つまり、睡眠時間と太るということは関連性があるということが実験を通して分かっているのです。

ではなぜ睡眠不足になると太ってしまうのでしょうか

メモ

4時間以下の睡眠:肥満率73%アップ

5時間睡眠:肥満率50%アップ

 

睡眠不足だと太る4つの理由

睡眠不足だと太る4つの理由

太る理由1:睡眠不足で食欲が増加する

睡眠不足になると食欲が増加することが分かっています。

スウェーデンのウプサラ大学による研究です。

睡眠不足になると食品の購買行動にどのような結果が出るかを調べました。

Aグループは徹夜する

Bグループは8時間の睡眠

この2つのグループの購買行動を調査しました。

Aグループは食品の総カロリーが16479キロカロリー。

Bグループは食品の総カロリーが15160キロカロリー。

という結果になりました。

8時間の睡眠をした方が1500キロカロリーほど少ない食品を選んでいたことになります。

この結果から、睡眠不足になると高カロリーの食品を好んで選ぶ傾向にあるということです。

参考:Acute sleep deprivation increases food purchasing in men

 

他の研究も紹介します。

次のよう研究があります。

ロンドン大学による研究です。

この研究によると睡眠が十分でなかった被験者は385キロカロリー多く摂取していたことが判明しています。

これは睡眠不足により脳を覚醒させる必要があったため余分にエネルギーを摂取しようとしたのではないかと推察します。

参考:Sleep deprivation may cause people to eat more calories

睡眠不足でカロリー摂取量が増えてしまうという悲しい結果。

ダイエットを頑張ろうとしても望む結果が得られないのです。

 

2つの研究を紹介しましたが、睡眠不足になると好んで高カロリーなものを買い、摂取するという行動をとります。

そのため太る道へと近づくいていくことになります。

ポイント

・睡眠不足で高カロリーな食品を選ぶ

・睡眠不足でエネルギー摂取量が増える

太る理由2:睡眠不足でホルモンバランスが崩れる

睡眠不足になると食欲に関わるホルモンバランスが崩れます。

それはグレリンとレプチンというホルモンです。

メモ

グレリンは食欲を増加させるホルモン

レプチンは食欲を抑えるホルモン

睡眠不足になるとグレリンが増加し、レプチンが減少します。

具体的には8時間の睡眠を基準とすると、5時間の睡眠の人は15%グレリンが増加し、レプチンが15%減少します。

これは起きている時間が長いのでエネルギーを蓄えようとしているためと推察されます。

睡眠不足で通常であればガンマンしたりできるのに、食欲をコントロールできないような状態になってしまっているのです。

参考:Short Sleep Duration Is Associated with Reduced Leptin, Elevated Ghrelin, and Increased Body Mass Index

 

太る理由3:睡眠不足で日中の活動量が減る

睡眠不足の日を思い出してもらいたいのですが。

頭や体がぼーっとしたりだるかったりしないでしょうか。

そのような状態になるとイスに座ってダラダラする時間が増えますよね。

いつもならランニングやスポーツなどで汗をかくこともあるかもしれません。

しかし睡眠不足の日はやる気が出なくて運動を避けてしまいます。

結果として日中の活動量が減少してしまい、消費カロリーが減少してしまいます。

消費カロリーが減少すれば太る原因となります。

 

太る理由4:睡眠不足で痩せにくくなる

睡眠不足でダイエット効果が減少してしまうことが分かる研究があります。

シカゴ大学による研究です。

8.5時間睡眠をしたグループ

5.5時間睡眠をしたグループ

この2つのグループで実験が行われました。

2つのグループは朝食、昼食、夜食とカロリーを制限されました。

8.5時間睡眠のグループは1.4キロ体脂肪が減少。

5.5時間睡眠のグループは0.6キロ体脂肪が減少しました。

睡眠不足の状態でダイエットをしても体脂肪の減りは半分以下という結果です。

努力が報われないことになってしまうことが分かります。

参考:Insufficient sleep undermines dietary efforts to reduce adiposity

 

睡眠不足が原因で体脂肪の減り方に違いが出てきてしまうのです。

これはとても悲しい結果ですよね。

 

この記事のまとめ

この記事のまとめ

・高カロリーを摂取する行動をとる

・ホルモンバランスが崩れる

・日中の活動量が減少

・痩せにくい体になる

頑張っているのにダイエットが上手くいかないのは睡眠不足が原因かもしれません。

日本人はもともと睡眠不足な人が多いです。

「最近太ったな」「ダイエットを頑張ってるのに結果が出ない」

そんな悩みを持っている人。

まずは自分の睡眠を見直してみてはどうでしょうか。

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